ほとんどの溶解反応式はH+を含む →酸化物やケイ酸塩鉱物の溶解・沈殿反応はpHに依存する。 →これらの鉱物の溶解・沈殿平衡は溶液のpHと金属ｲｵﾝ濃度によって規定される。 このような金属含有排水は，通常，高pHでFe2+を空気酸 化するとともに金属水酸化物とし，凝集沈殿により処理さ れている（図1，中和凝集沈殿法）2)。これは図23)に示す ように多くの金属イオンの溶解度が高pHで低下する原理 を利用した処理方法である。 げていくと水酸化物イオンの濃度が高くなり，金属イオンの溶解度が小さくなる。 • 亜鉛の水酸化物は両性化合物であり，高いpHにおいては過剰の水酸化物イオン と反応して金属錯イオンとなって再溶解する。 [Zn2+]･[OH-]2=ksp(溶解度積: 1.2×10-17) ：凝 集 アルカリ金属やアルカリ土類金属以外の大部分の金属イオンは，s2−と反応して硫化物 を沈殿する．硫化物が沈殿するためには，金属イオンとs2−の濃度の積が硫化物の溶解度 積を超えればよい． m2＋＋s2− ms [m2＋[s2−]＞k sp, ms めっき関係データ(2) 00.9.5 重金属イオンの溶解度とpHの関係 file:///C|/tepiahp/datapdf/data54.html [02/11/20 14:05:35]

これは，それぞれの金属イオンからなる硫化物の溶解度積と関係がある。 25 ℃，水における溶解度積 K sp （ イオン積の値が K sp を超えると沈殿が生じる ） 硫化水素は，水に対する溶解度（ 5g/L ， 20 ℃）から，水に吹き込むとおよそ 0.1 〔 mol/L 〕となる。 2．pHと金属イオンの溶解度 （1）亜鉛（Ⅱ） 亜鉛（Ⅱ）の水和イオンの各解離種の構造を図1に示し、各解離種の簡略式を併せて示す（なお、図1に示す錯イオンはさらに分極した水分子層で囲まれている。 この簡略を用いて、各解離種の平衡式およびそれぞれの平衡定数は以下のように示される。 水のイオン積とは何か？ここでは水素イオン濃度とpHの関係、それとpHの求め方をまとめておきますが常用対数が出てきます。数学で習っているはずなのですがあいまいな人は簡単に説明をしておきますので確認しておいて下さい。 水のイ …


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